破落戸雑記

無銘の破落戸が綴る雑記

”OMM LITE&BIKE HAKUBA/OTARI 2021”参戦記!#2

 

こんにちは。このブログはOMM BIKE参戦記の実質的な後編。前編は自分のバイト先のサイトにて、ちょっとだけマジメに書いてある。リンク貼っておくので良ければ

2ndgear.jp 

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この記事は主に自転車に関して、バ先のブログに書き連ねるには忍びない趣味性の高い内容(つまり平常運転)のつもりでいる。前回の定例更新の後半で登場した”柳サイクル パスハンター”を駆っての参戦。当初はライザーバーを入れたMTBっぽいスタイルで乗っていて、そのままのつもりでいたのだけど、ふとした瞬間に「ドロップ化しよ」となってしまい、車体とともに預かっていたハンドル周りの交換キットを使い、更に色々パーツも換装したりアレやコレやと… 結果、めっちゃイイ自転車になってしまい、せっかく直前に換装したはずのFeatherともご無沙汰。ハンターはドロップハンドルで乗る事を前提に設計されたツーリング車でありカスタムした、というより本来の姿を取り戻したという方が正しい。

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さて、OMM “BIKE”で大事な要素が大きく分けて2つ。レギュレーションに定められた必携装備の積載とマップ/コンパスへのアクセス性。他の人たちの構成はラックレスの現代的なパッキングが多数。割り切り具合によってだったりU.L.製品を積極的に選べば、かなり嵩は減らせる。マップは自作のマウントでハンドル上に地図を展開していたり、バッグにしまっている人、バックパックの肩ベルトに挟むなど。あとは、ラックレスと言ったけどフロントキャリアに地図を直付けする人もチラホラ。地図自体はフニャフニャなままだったり、アクリルケースなどで板状にある程度硬さを保たせたり。今時一般的なことではなく既製品が無いことでDIY率も上がるし、それぞれのスタイルに沿った最適解が見受けられて興味深い。

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自分は箱型のオーセンティックなフロントバッグを主軸にしてみたところ、とても調子が良かった。GPSが無い時代にはトップフラップに地図を挟み、今よりよっぽど嵩張る荷物を持って旅をしていたと思う。ならば、洗練された当時のスタイルを踏襲するのが手っ取り早い。そんなランドナースタイル、観測する限りまさか自分と仲間内に一人しか居ないとは。結構良いよ… どちらにせよ地図読みはカーナビとは違うので、都度停車してその時にアクセス性と視認性が良いか、というのが大事。トップフラップに挟む都合上、マップは三つ折りにした。今回のようなエリア内を回るには充分。汗と汚れで手が触れる所はグチャグチャになるから、配給のチャック付き袋に入れて正解。左右のループにはそれぞれコンパスと熊鈴を。熊鈴はLITE部門のランナーに対して気付きベル的に付けたけど、そこまで混み合うような場所も少なくほぼ風鈴だった。後述のオンボード映像を観てもらうと涼しげに鳴ってると思う。

要素のもう片方、パッキング。

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『フロントバッグ』

・補給食(トレイルミックス)


シリアルやコーンフレーク、柿ピーを混ぜた物を準備していった。道中で寄った道の駅で乾物の売店からナッツやドライフルーツで構成する「ホンモノ」を手に入れられたのでテンションが上がった。行動中はほとんどコレを食べてて、事前に用意した羊羹やらエナジーバーは携行しなかった。

 

・財布その他常備品が集約したポーチ
・工具+チューブ
・雨具とシュラフカバーはひと纏めに。

 

 

使ったのは「ローバック アイゼンシュウノウケース」これがロールアップでも一つ折りでも、丁度良い具合で使いやすかった。名前の通りアイゼンを入れる為の製品だけど、スタッフサック/ドライバッグとしても優秀。…フラットバー上に直付けした様子↓

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内容物へのアクセス性は良くないので収納しっぱなしの物をメインに。ダートなどで受ける継続的な振動が固定力に影響しないのも良い。贅沢を言えばカラバリは欲しいけど、バイクパッキングギアとしてそのまま売り出してくれればいいのに。難しい作りではないので、生地入手して一つ生贄に自作もアリかも。とはいえ石井スポーツさん、ぜひぜひ!車体との固定にはVoileストラップを好んで使っているけど、構造上爪が外れる可能性もあるから(実際に陥った事はない)バックル留めのナイロンベルトとかの方が安心かも、無段階に調整出来るし。

『ステムバッグ』・水500ml ナルゲンボトル

『フレームバッグ(小)』
・補給食(ゼリー系、塩タブ)
・鍵+ホイッスル

『サドルバッグ(小)』・水1000ml

補給地点が多く満水を維持できたからか、走行に違和感は無し。フロントバッグにゆとりがなく適当に充てがったからパッキングとして機能的ではないけど、ドラゴンキャリアを装備した改8γがカッコイイのとメンタリティは同じ(よく分からん)でギアやメカは何かしらはみ出てるくらいが実用品としてリアルなのよ。

 

何だかよく分からなくなってきたけど気を取り直して。要たるハンドル周り。

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使っているのは、

・癖が強くも一部界隈では採用率が高い”Dixna Cross Bandy 31.8 (M)”
・V/ドロハンを共存させる救世主”Tektro RL520”

ポジションに依存する部分があるにせよ、自分の身体によく馴染む。特にブラケット、バンディの浅い下ハンとフレアに沿ってのフィット具合は唯一無二。主要メーカーの現行品をひとしきり触った結果も踏まえて、このレバーを使う為にVブレーキを使いたいし手元変速も諦められるなと思ってる。…今のところはそれくらいの執心っぷり。

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車体の感想となると「本当に良い自転車だなー」コレに尽きるし、実際色んな人が跨ってそう言うのだから間違いない。よく走るのに楽チン、乗っていてとても楽しい。跨り、手を添え、動力を伝える。Featherや一般的なロードバイクのそれとは似て非なるもの。自転車を趣味にしていて車体を比較できる人はもちろん、趣味人でない人が乗って馴染みの良さに驚く様子は、ツーリング車としての安定感や包容力に由来するのかなと解釈してみる。この車体を読み解く上で、オーナーであるダイゴマン氏が零すヒントやネット上に残る記録も大体さらってみて、改めて柳サイクルさんを訪れて詳しくお話しを伺いたい。これだけの長期間、実車に跨がれる事はとても貴重なので。

 そんな感じ。あとは最後にYouTubeのお知らせ。最近、Adobe CCとGo Proを立て続けに導入して動画関係の環境が豊かになったので、YouTubeにてオンボード映像を公開してる。イベントの様子を2本投稿してるのでそちらもぜひ。


www.youtube.com


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大体書きたいことは書き終わったし、だいぶ日も空いてしまって「いつまで擦るん?」ってなりそうなのでさっさと投稿しちゃおう。おしまい!