破落戸雑記

無銘の破落戸が綴る雑記

"Fuji Feather" ② 〜改訂2020版〜

弱小サイトかつコンテンツ力の低さ、発信力の弱さなどの割に案外ジワジワと訪問者が絶えない弊ブログ。主に去年の自転車についてフォーカスした記事へのアクセスが集中していて、パーツの表記とかちゃんとやって良かったなと思っている。

kaede8264.hatenablog.com

基本的には自分が文章を書くのが好きで投稿してるんだけど、アクセス解析とか案外確認しちゃってる。とはいえ、一年前の記事から改善したり変更点があったりで内容をアップデートしておくべきだなと感じ急遽更新を敢行。

10487449

大きな変更点はホイール、チェーンリングの換装。まずはホイール。純国産で構成し、通称蓑虫偏人(実父)に依頼した手組み。自分で組めるようにしたいとは思いつつ未だ重い腰は上がらず。構成は下記の通り

・Araya RC-540

・Suntour SuperbePRO NJS 36H

(リア110mmエンドの為スペーサーで対応)

Hoshi SB #14

Dura-Ace NJS (コグ、ロックリング)

10486939

ホイールのカスタムに関してもいろいろな考え方があるだろうけど、全体的には時代に逆行気味。今まで履いていたのは完成車セットのノーブランド品(何度か変遷はアリつつ)で、比較すると軽量化の恩恵もあり。ただ重量の変化と同時にリムハイトも低くなり、巡航時の「伸びていく感じ」とかはそれ相応に弱まってくる。その分、柔らかめのリムを36本のスポークでしっとり気味に編まれた感覚は、余裕を持った乗り心地で自分好み。あとは純粋に見た目が好き、それだけで所有欲というか満足度が高い。

10487450

注意点としては設計も古く、リム幅はナロー気味で26cタイヤの実測が22mm弱という具合。28cも一度履かせた事があるけど、ベストなコンディションではない印象で25c前後に抑えるのが吉。

10486938

10486942

ハブはメーカーご指名のサンツアー。ショップ主催のフリマで仕入れた物だけあって古い製品ながら状態も上々。カップ&コーンというのもあり、適切なメンテナンスを継続すれば永く使える。

10487380

続いてチェーンリング、当初のギア比は50-16Tの3オーバー。別段拘ったという事ではなく先述のセットホイールと、クランクに付属していたチェーンリングの丁数の組み合わせ。比較的「重め」な設定を暫くの間は何の疑問も無く踏んできたのだけど、いよいよ膝に違和感を感じるようになってしまった。画像は限界まで汚くなった時のもの。ここまで放置すると、走りにもあまり良くない。

10486117

どうせ軽くするなら振り切ろうと思ってPCD144で使える最小リングの44Tに決定。種類としてはMightyの系譜を継ぐと思われる”MC144” リングが小さい分見た目の主張は弱くなるけど、それまで使っていたDura-Aceの無機質なデザインから比べると肩の力が抜けていて気に入っている。

10487390

走りに話を移すと、美味しいケイデンス域が巡航の速度と被り狙い通り膝の機嫌も回復、もちろん登りも楽になる。初速の軽さも好印象。ただしトップスピードの頭打ちは早く、固定ゆえ下りもヤバい()  その頭打ちを遅らせられるよう「綺麗に回して走る」方向にシフトさせていけるかが最近のライド中の課題。

10487457

蛇足として、丁数とチェーンのコマが減る分、若干の軽量化もあり後ろ三角の鈍重具合が減った。ついでに、チェーンに関して。モノはIZUMIのJet Blackで18年の秋に導入してからそのまま。詰めたコマはストラップにしてて、それを触ってもスルスルのピカピカでいまいち替えるタイミングが掴めず。

10487472

次は、一年前のカスタムから改善した点を幾つか。日々使う内に、使ったからこそ分かる事もあるし、素人の自分がやる事だから不完全な部分は多い。そういう要素を取り除くのも自分だし、考えるのが楽しかったりする。

 

キャリアのステーに関して。面倒臭さもあって若干長さが余っていたのを切断して最適化。脱着がスムーズになったし、作業は中途半端にしないほうがいいね。エンドアダプターの角度も無理させてたから改善。注意点は塗装を禿げさすからフォークの劣化は早まる。薄肉の軽量パイプなんかでやったら顰蹙モノ()

10487409

10487412

キャリアの用途もフロントバッグ積載に限定せず、ポーターラック的にVoile StrapでU字ロックを固定してみたり、まあ色々やって楽しんでる。何より重要なのは、必要な荷物をどれだけ楽に持ち運べるかという事。

10487397

更にステー部分はランプホルダーも兼ねている。...となると灯火類にも触れておきたい。フロント・リアともに2灯ずつ。ステーに取り付けているライトは固定位置をハブ軸よりまで下げ"照らす"事に重点を置いて、常時点灯。もう1灯はハンドルに。対人・車に存在をアピールするのを考えて点滅。2灯の分、光軸を下げられるから対向にも眩しくならないよう配慮できる。

10487432

10487433

対自動車の事故って後続からの追突が多くて、それを防ぐ為にも個人的には尾灯はより大事だと思ってる。街灯や信号、電飾、他の車のテールランプなどに対して、自転車の小さいライトは簡単に紛れるから、常識の範囲内で充分な光量の点灯と不規則なパターンでの点滅は重要。

10487430

10487431

実際、しっかりと存在感を持って走れば、周囲からの反応は良くなるのを実感している。後続の追い越しや対向からの右折とか悪意はなくても認識が甘いドライバーが多いわけで、そういうストレスが改善される。

10486929

だいぶ話がずれたけど次はワイヤールーティンの見直し。ワイヤーの負荷が集中する両端の劣化を処理・始末してリセットしつつ、フィーリングをより長く持続させられるように角度・弛み・取り回しを改善。いざブレーキを掛けてみると、ついつい劣化に慣れてしまっていた事を実感。タイヤやブレーキシューに次いで、日頃から意識を向けるべき項目に追加。ワイヤー自体の交換は今のところ必要性は感じていなくて「ハンドルを替えたい」とか大掛かりなカスタム時に纏めてで良いかなーという印象。

10487477  

書いているうちに予定のものに加えて脱線しすぎてしまったけど、一通りの内容に触れられたと思う。今のFeatherは等身大に取り扱う道具として機能・見た目ともに満足のいく状態になっていて自分の身体と走りによく馴染んできている。

10487463

後は日常の中で乗り込んで「エンジン」の性能を上げたいのだけど、今はそうもいかず半ば盆栽になりつつも“Stay Home”しているふとした瞬間、自転車を眺めて悦に入るのも、また一興という事で。

 

2021.5.12 追記。

 今回の内容を全否定しかねない、改訂2021版も併せてどうぞ。

kaede8264.hatenablog.com

 

2022.11.12 追記。

650B化した直近の様子はコチラ。

kaede8264.hatenablog.com