破落戸雑記

無銘の破落戸が綴る雑記

夜の青海ふ頭で写真を撮る。

りんかい線の終電で東京テレポート駅に降り立つ。一つ前の記事で触れた横浜に行った日は別件で有明も訪れており、その時から気になっていた駅を早くも利用する事に。自分が改札を出る頃には駅員さんが頻りに終電の警告をアナウンスしていた。もし逃したとして、タクシーの捕まえようはあるだろうけど面倒なことは想像がつく。そんな場所に降り立つワクワクたるや…

前々から夜間の臨海部に写真を撮りに行きたいなとは思っており、遂に実行に移したという形。この青海ふ頭は以前にも(夜間に)訪れていて、その時がある種ロケハンになっていたので悩まず決定した。さらに「船の科学館」が近々取り壊されるとのニュースも受け尚更だった。

最短でも始発までの5時間強は滞在しなければいけない。日中は暴風が吹く日で、どうなることやらと危ぶまれたものの風は止み、気温も過ごしやすい(-5℃程度までカバーできる格好での体感)範囲に収まってよかった。露出の確認も含めながら撮りはじめると最低でも2分は露光したい。場所によっては5分ほど開けたカットもあるほど。1タームが長いので意外と時間が溶ける。結局周りたいエリアの1/3程でタイムアップしたので、何度かに分けてまた訪れたい。












なんとなくの知識だけはあった長秒露光に関して実感を伴う経験ができてよかった。一般的な撮影環境とはまるで違うことで、設定の甘さや三脚を前提とした構図決めの精神的・物理的両面の不自由さなどが上がりに直結していた。それと同時に、露光中ポヤーっとしてる"静"の時間の方が多い、ならではのテンポ感それ自体も上質な体験で、こればっかりは知識や情報として共有されないものだと思った。あと三脚に自分の足引っ掛けると萎える。

蛇足。朝マックの"ビックブレックファスト デラックス"が販売終了とのこと。まさにこの日みたいな朝帰り?徹夜明け?のタイミングによく食べていたので、ちょうどよい食べ納めになった。アホみたいな足し算のメニューはそんなテンション迷子で腹ペコなタイミングによくハマるんだ。